Mozilla Flux

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アップデートの通知をわかりやすくする(Firefox 35以降)

Firefox本体がバックグラウンドで更新されると、OSの通知機能を通じて、ユーザーにアップデートの準備ができた旨が知らされる。見逃しにくいように通知は大きめに表示されるものの、少し時間が経つと消えてしまう。ヘルプメニューから「Firefoxについて」を選択すれば更新の有無を確認できるとはいえ、わかにくさは否めない。

一方、開発者向けに公開されたFirefox Developer Editionでは、アップデートの通知方法が改良されている(Bug 1080406)。準備が完了した時点でバーガーボタンに星印が付され、メニューパネルを開くと再起動を促すメッセージが下部に表示される。見逃しがないうえ、Australisにもマッチした優れたデザインだ。

実はこの通知機能、Auroraチャンネル限定のものではないため(Bug 1100079)、Firefox 35 Betaでも設定を変えればすぐに利用可能だ。about:configの設定画面で、app.update.badgeの値をtrueに変更すればOK。なお、この機能をオンにしても従来型の通知はちゃんと出る。

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個人的には、わかりやすいこの方式を早くデフォルトにしてほしいところ。アップデートに成功した場合だけでなく、失敗した場合もしっかりと通知されるので、Mozillaにとってもユーザーに対処を促すことができ、メリットは大きいと思うのだ。